Kindleにも向き不向きが。購入後に後悔しない使用感まとめ

Kindle端末は購入して後悔なし、と確信しています。
本を読むのが好きな人なら、ですが。

まずはその軽さ。グレードとかケースとかにもよりますが、
200gをちょい超えるぐらいです。
文庫本1冊あるかないかという軽さで、
内部に取り込んだ数百冊の本を持ち運べるのは大きいです。

 

そして、本棚いらずという点。
本体に保存できる容量は当然ながら限界がありますが、
Amazonプライムに登録すれば、クラウド上には無制限で保存可能です。
つまりはネット上に、いっぱいにならない本棚を持てるということ。

僕もこれまでたくさんの本を買ってきましたが、
スペースの関係で泣く泣く手放した本もあります。
もう一度、どうしても読み返したくなってまた買う、とかもしました。
KindleとAmazonプライムの組み合わせでこんな無駄とはオサラバです。

そして、電池の持ちがすごくいいです。
これは電子ペーパーの恩恵が大きいです。
毎日1時間読んでも1週間は余裕です。
満充電で2カ月放っておいても充電は30%残っていました。

電子書籍端末は何もKindleだけではないですし、
Kindle版で買った本だってスマホとかタブレットで読めます。

ただ、スマホだとどうしても文字が小さくなりますし、
コミックを読む場合は拡大しないと読みにくい場合も。
タブレットは、普段から持ち歩いている人なら問題ないですが、
初期投資が結構な上に重さもあります。

削ぎ落とせば安く、軽く、小さくなるのが世の常。
Kindleは「電子書籍データを読む」ことに特化しているので、
安いし軽いし薄いし小さいです。
白黒だし、電子ペーパーなのでタブレットほど反応は早くないですが。

と、いうことで、本を読むためにKindleを購入する、
という選択は非常にオススメです。

★とはいえ向き不向きも

まず大前提として、Kindle端末で本を読むためには、
その本のKindle版が出ている必要があります。
単純に買えないので。
紙の本をデータとして取り込むこともできる技もありますが。

なので、専門書とか図録だと出版されていないことがあります。
そんな場合はもう潔く、紙の本を買いましょう。
そういう大事な本のために、本棚を空けておきましょう。
個人出版の本はむしろKindle版が増えてきているかもしれません。

Kindle版の本は電子データです。当たり前ですが。
それがAmazonのアカウントに紐づけられています。
ですので、本を貸し借りする、ということが根本的にできません。
本をまるまるコピーして他人に渡すのと同じになるので。

この点は非常に残念ですね。
AmazonアカウントをKindle2台で共用にするといけそうですが、
家族の間でしかできない方法ですね。
近い将来、電子書籍の図書館とかできないかな。

Kindle端末は、というか今出ている電子書籍端末はどれも、
画面が一つです。
大して本は、開くとページが右と左の2つ、見開きになりますね。
使い勝手という点で、この違いが大きな差になります。

小説とかエッセイとか、普通に1ページずつ読み進めるなら
全く問題ないです。さくさくと読んでいけます。最適です。

ビジネス本とか学術書みたいに、行ったり来たりして読む本。
これはちょっとやりにくいです。
マーカー機能、ふせん機能はあるので行き来はできますが、
並べて表示はできないし、ページ切替も手間ではあります。

コミックのように、たまに見開きページが入る本。
大体は「右ページ→左ページ→見開き全体」というような
ページ繰りになっています。僕は特に問題ないですが、
丁寧に読む人にはちょっとストレスかも。

Kindleは電子ペーパーなので、タブレットとかスマホみたいに
拡大縮小がスムーズじゃないです。
拡大縮小とか画面移動をすると、はっきり映るまで1秒ぐらい。
あまり頻繁にするのはしんどい気がします。

雑誌みたいに見開きページ、特に横書きで文がページをまたぐ本。
これはKindle読みはオススメしません。紙の方がいいと思います。
タブレットほど拡大縮小はスムーズじゃないし、
一文毎にページを切り替えるのはストレスだと思います。

ということで、やっぱり向き不向きはあります。
全部が全部Kindle最高!とはならないですね。

Kindle購入して切り替えてはい終了!ではなく、
自分のスタイルに合わせて使い分けるのが、
お手軽で省スペースな読書ライフを手に入れる方法です。