アレルギーと一言で言っても、症状は様々です。
花粉症のように鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、咳とか、
アトピーのような皮膚の炎症、かゆみとか、
アナフェラキシーショックみたいに命の危険を伴うものまで。
それも、先天性のものから、これまで平気だったのに
ある日突然アレルギー症状が出る後天性のものもあります。
化学物質の世界でも「感作性」というものがあります。
かんさせい、と読みます。
特定の化学物質が皮膚に付くと炎症とか発疹が起こったり、
吸い込むと咳が止まらなくなったり、最悪呼吸困難にも。
先天性ならわかりやすいんですが、後天性はやっかいです。
これまで全く何もなかったのに、一回症状が出てしまうと
次からは微量でも反応してしまいます。
アレルギーと同じですね。
★世にも恐ろしいアレルギー症状の話
大先輩から怖い話を聞いたことがあります。
数十年前の出来事ですが。
ある日突然、手の甲に発疹が出たそうです。
原因不明ですが、数時間で治まったので気にしませんでした。
本人も同僚も上司も。
次の日、製造の仕込み作業をしていると、突然息がしにくくなりました。
喉の奥が詰まってきていて、どんどん狭まってくる感じ。
これはヤバイ、と緊急で救急車を呼んでもらいました。
救急車が到着した時には呼吸がほとんどできないレベルに。
「ああ、俺はここで死ぬんだな。何でなんだろう」
酸欠で薄れゆく意識の中、そう思ったそうです。
救急隊員がチューブを気道に入れてくれて、一命を取り止めました。
気道がパンパンにはれていたそうです。
後日調べると、原因は仕込んでいた原料のうち、たった一つだけ。
その一つに感作性が認められました。
不審な発疹が起きる前まで何年も扱っていたのに。
それまで何も症状なんて出なかったのに。
命に関わるかもしれない症状が、
何の前触れもなく起こることがある。
これがアレルギーの怖さです。
★大事なのは、前兆を見つけること
花粉症で死ぬことは、まずありません。
アトピーはすごく辛いですが、死ぬことはありません。
これらが原因で衰弱して、合併症というパターンはありますが。
一方で、化学物質の感作性とか食物アレルギーでは、
症状と対応によっては死ぬことがあります。
先の例では処置が間に合ったので一命を取り止めましたが、
一人作業の時に倒れて30分も発見されなければ、危ないです。
食物アレルギーも同じです。
僕の母は蕎麦にアレルギーがあります。
後天性で、20歳の頃、蕎麦を食べている時に突然、
喉の奥が痒くなって、全身に蕁麻疹が出たそうです。
その時は1時間ぐらいで治まって、
「調子が悪かったのかな」なんて思っていたと。
後日また蕎麦を食べた時、今度は同じ症状に加えて
呼吸困難に陥って、救急車で運ばれたそうです。
以来、蕎麦を食べるなんてもってのほか、
茹でている湯気を嗅ぐと全身に蕁麻疹が出るし、
蕎麦ガラの枕でも呼吸困難になるとか。
症状が重くなるところがアナフェラキシーっぽいですね。
食物アレルギーは食べてしまってからわかることが多いですが、
特別重い症状が出る食べ物の他にも、
「なんとなく怠い」「微熱が出る」「お腹を下す」
そんな症状のアレルギーもあるそうです。
これは医者にも見分けが難しく、血液検査をしてやっとわかります。
人によれば、どうしても美味しく感じられず嫌いだった食べ物が、
血液検査をしてみると実はアレルゲンだった、なんてことも。
僕たち日本人は特に、何でも食べて残さない教育をされます。
今はハラスメントとされていますが、
小学校で給食を残したら完食するまで残された経験もあります。
昼休みの掃除が始まっていて、ほこりがもうもうと舞う中で。
もしかしたら、子供がどうしても嫌がる食べ物があったら、
それはアレルギーの前兆とか軽い症状なのかもしれません。
一度検査をしてみては。
★何がアレルゲンになるのか…予測は可能?
日本人の食物アレルギー原因物質トップ3は卵、乳、小麦です。
この3つで全体の40%を占めるそうです。
アレルギー体質に遺伝性があるのは知られていますが、
親と子供とアレルゲンは同じかというと、そうとは限りません。
実際、僕の母は重度の蕎麦アレルギーですが、
僕は蕎麦が大好物です。今のところ。
一方で、母は花粉とかハウスダストには全く反応しません。
僕は、春も秋も花粉に悩まされますし、
ハウスダストにもめっぽう弱いです。
動物の毛とかダニもダメ。なぜか●キブ●だけは大丈夫です。
確かに体質は遺伝しましたが、何にどう反応するかは人それぞれ。
その中には致命的な症状を起こすものもあるかもしれません。
徐々に慣れさせる治療法もあるようですが、
やっぱり相当リスクがあります。時間もかかります。
とはいえ、何でもかんでも怖がっていたら、
幸せな日常なんて送れません。
まずは己の中の敵を知ること。
そうすれば避けたり注意したりできます。
そのためには血液検査を受けてみるのが手っ取り早いです。
あとは、アレルギー体質を改善する生活をするとか。
<身近なアレで体質改善!?アレルギーを起こさない身体づくりの方法とは>
まずは行動を起こしましょう。